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巡りくるこれが最後の干支と思ひつつ

小黒三郎ブログ画像071206

  1. 2007-12-06, 17:57

    柳瀬美智子

    先日遊美工房で購入いたしましたネズミのデザイン楽しんでいます。

    差し上げる人の顔を思い浮かべながら、どのネズミをお嫁にだそうかしら?
    この厚みなら糸のこで形にすることが出来るかな。

    私の周りにあるのは貰ったり、買ったりした端材。捨てられたり、燃やされてしまう木達が糸鋸とデザインで作品になり生き返る。

    作りたいネズミが決まるとごそごそ木を漁る、木目を眺めながら切り取ったシートを置いていく。さあ、どこから切り始めるとこの丸みがならい目になるかなと考えながら糸鋸と対話をしていく。丸い所はひたすら糸鋸の刃が線の上を走るように板を廻していくこの緊張感がたまらなく好きです。

    今日は先生に教えて頂いた24山アサリ付きを使って、25㎜の端材でネズミの家族を切りました。木も少し柔らかかったのですが図案をひっくり返して合わせてみても同じ大きさ、焦げも無し。勿論、教えて頂いた「正・ゆ・流し」を心しました。
    同じ端材には”野ネズミ一家の雨宿り”と”ネズミ4匹つかまえた”を貼ってあります。

    いつも先生のデザインを切る時に、どこから切り始めたら良いのか、どのパーツを先に又どこから切り始めたら良いのかすごく悩んでしまいます。

    糸鋸を使うと円錐形になったり焦げたりで切ることがストレスになり、半年以上糸鋸にさわる事が出来ませんでした。
    今又始めることが出来るようになりとても嬉しく思わず書いてしまいました。

    柳瀬美智子