How to play 組み木のあそびかた

01 構成遊び

組み木:ティラノサウルスの親子

構成遊びは組み木の最も基本の遊び方です。親と子どもを向かい合わせに置いて、お話ししているところを表現してみたり、親が子どもを高い高いしているように組み合わせてみたり、反対に子どもが親をおんぶしているように組み合わせたりと、自由な発想でさまざまに構成してみてください。組み木の最小単位である2片の親子でも構成遊びができます。
構成遊びとは、想像力を働かせながら、木片をさまざまに組み合わせて物語を作り出すことです。構成遊びをすることで、木片の重心が感じ取れるようになり、自然とバランス遊びへと発展してゆきます。

例えばこんな遊び方も

組み木:小さなティラノサウルスの頭に大きなティラノサウルスをくぼみにのせてあそんでみる

頭の上に乗せてみたり

組み木:小さなティラノサウルスの上に大きなティラノサウルスをのせてたかいたかいしているようにみせる

高い高いさせてみたり

02 積み上げ遊び

組み木:ねこやぶたなど、いろいろな組み木

組み木を使った積み上げ遊びは、木片の重心を意識しながら高く高く積み上げてゆく遊び方です。小黒三郎の組み木は、動物を単純化して共有線で組み合わせたものですが、木片の重心はそれぞれに違います。同じ組み木を使って、どちらがより高く積み上げられるか――というゲームもできます。
くり返し挑戦することで、積み上げるときの振動や、木片の傾きといったわずかな違いを手指で感じ取れるようになり、自然と形を理解する力も養われます。

例えばこんな遊び方も

組み木:ピラミッド型に組み木を積み上げてみて遊ぶ

アーチ状に組み立ててみたり

組み木:上に積み上げていく遊び

上へ上へ積み上げてみたり

03 はめ込み遊び

組み木:パズル型の組み木

はめ込み遊びとは、ジグソーパズルのように遊ぶことで、形を識別する力や観察力が養われます。小黒三郎の組み木は共有線を持つ複数の木片でできています。ですので、共有線を合わせるとピタリと組み合う組み木は、はめ込み遊びにも適しています。
組み木の最小単位である2片の動物親子でも、2歳児から遊べるパズルになります。木片数が多い動物家族なら、さらに難しいパズルになります。形をよく観察し、手にした木片を適した場所にはめ込んでください。

他にもこんな種類も

組み木:2歳児から遊べるパズル

2歳児から遊べるパズル

組み木:はめ込む数が多いパズル型の組み木

さらに難しいパズル

04 ゆらゆら遊び

組み木:イルカの形をした組み木とさるの形をした組み木

ゆらゆら遊びは2~3歳から遊ぶことができます。動物の腹や背が円弧になった組み木は、机上に置いた時にゆらゆら揺らして遊ぶことができます。子どもの木片を置く場所で重心が変わるので、左側に置けば重心は左に、右側に置けば右に傾きます。重心が変われば揺れ方が変わるので、遊ぶ子どもたちの観察力が養われます。
ゆらゆら遊びに適した組み木は、机上に置いた時に安定する場所が決まっているので、構成遊びがしにくい場合があります。

どう動くか
観察してみよう

組み木:親イルカのしっぽに子イルカをおいて遊んでみる

左側に重心をおいてみると

組み木:親イルカの頭に子イルカをおいて遊んでみる

右側に重心をおいてみると